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eMAXIS Slim 全世界株式
(オルカン)完全ガイド
信託報酬0.05775%・47か国3,000銘柄・「これ1本で世界全体に投資」を徹底解説
0.05775%
信託報酬(業界最低水準)
4.8兆円
純資産総額(2026年)
47か国
投資対象国数
約3,000銘柄
構成銘柄数
📋 目次
🌍 eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)とは
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、三菱UFJアセットマネジメントが運用するインデックスファンドで、通称「オルカン」と呼ばれます。全世界の株式市場に分散投資できる究極のシンプルファンドとして、2026年現在、新NISAで第2位の人気を誇ります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
| 運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント |
| 設定日 | 2018年10月31日 |
| ベンチマーク | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス |
| 信託報酬 | 0.05775%(税込) |
| 純資産総額 | 約4兆8,000億円(2026年3月) |
| 購入時手数料 | なし(ノーロード) |
| 投資対象 | 先進国23か国+新興国24か国(計47か国) |
「オルカン」の名前の由来:「オール・カントリー(All Country)」を省略したもの。文字通り「世界中すべての国の株式」に1本で投資できるファンドです。
🗺️ MSCIオールカントリーとは|47か国3,000銘柄の中身
オルカンが連動するMSCI ACWI(All Country World Index)は、世界47か国・約3,000銘柄の株式で構成されるグローバルインデックスです。
🌏 地域別配分(2026年1月時点)
実態は「米国株ファンド」に近い:オルカンの約62%は米国株で構成されています。そのため「全世界分散」といっても、米国経済の影響を強く受けます。S&P500との差は「残り38%の分散」と理解すると良いでしょう。
🏆 主要構成銘柄 TOP10
| 順位 | 銘柄 | 国 | 比率 |
|---|---|---|---|
| 1 | アップル | 米国 | 4.5% |
| 2 | エヌビディア | 米国 | 4.2% |
| 3 | マイクロソフト | 米国 | 4.1% |
| 4 | アマゾン | 米国 | 2.4% |
| 5 | メタ・プラットフォームズ | 米国 | 1.6% |
| 6 | アルファベット(A) | 米国 | 1.4% |
| 7 | テスラ | 米国 | 1.0% |
| 8 | ブロードコム | 米国 | 1.1% |
| 9 | TSMC | 台湾 | 0.8% |
| 10 | サムスン電子 | 韓国 | 0.6% |
📈 運用実績|過去の年別リターン
オルカンの過去の年別リターン(円換算・配当込み)です。S&P500より分散されているため、やや変動は小さいですが、長期では安定した成長を実現しています。
| 年 | オルカン年率リターン | S&P500(参考) |
|---|---|---|
| 2019 | +32.6% | +38.4% |
| 2020 | +8.1% | +9.8% |
| 2021 | +39.0% | +47.3% |
| 2022 | -10.2% | -9.7% |
| 2023 | +32.1% | +37.3% |
| 2024 | +33.5% | +39.2% |
| 2025 | +15.8% | +18.5% |
💹 設定来パフォーマンス(2018年10月〜2026年3月)
+約150%
累積リターン
約+12%
年平均リターン(CAGR)
2.50倍
基準価額の成長
4.8兆円
純資産総額
💰 信託報酬0.05775%の威力
オルカンの信託報酬0.05775%は、S&P500(0.09372%)よりさらに低コストです。30年間の長期投資では大きな差になります。
| ファンド名 | 信託報酬 | 100万円×30年コスト(概算) |
|---|---|---|
| eMAXIS Slim オルカン | 0.05775% | 約6.4万円 |
| eMAXIS Slim S&P500 | 0.09372% | 約10.4万円 |
| 楽天・全世界株式インデックス | 0.132% | 約14.6万円 |
| VT(米国ETF) | 0.07% | 約7.7万円(+為替手数料) |
オルカンはコスト面でも最高水準:同様に全世界株式に投資できるファンドと比較しても、オルカンは圧倒的に低コストです。2023年の信託報酬引き下げ(0.1144%→0.05775%)以降、業界最安水準をキープしています。
📊 新NISAでの積立シミュレーション
新NISAのつみたて投資枠でオルカンに積立投資した場合のシミュレーションです。年率6%(やや保守的な想定)で試算しています。
月3万円積立の場合
| 期間 | 積立総額 | 運用益(年率6%) | 最終資産 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 180万円 | +29万円 | 209万円 |
| 10年 | 360万円 | +124万円 | 484万円 |
| 20年 | 720万円 | +852万円 | 1,572万円 |
| 30年 | 1,080万円 | +2,417万円 | 3,497万円 |
月10万円(つみたて投資枠上限)積立の場合
| 期間 | 積立総額 | 運用益(年率6%) | 最終資産 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 600万円 | +96万円 | 696万円 |
| 10年 | 1,200万円 | +414万円 | 1,614万円 |
| 15年(非課税枠上限) | 1,800万円 | +1,058万円 | 2,858万円 |
⚔️ S&P500との徹底比較|どちらを選ぶべきか
| 比較項目 | オルカン | S&P500 |
|---|---|---|
| 投資対象 | 全世界47か国・約3,000銘柄 | 米国のみ・503銘柄 |
| 米国比率 | 約62% | 100% |
| 信託報酬 | 0.05775% | 0.09372% |
| 過去10年リターン | 約+220% | 約+270% |
| 下落時の守り | やや強い | やや弱い |
| シンプルさ | ◎(これ1本で完結) | ◎(米国特化で完結) |
| おすすめ場面 | 迷ったらオルカン・分散重視 | 米国成長に強く賭けたい人 |
「どちらが正解か」は誰にもわからない:過去10年はS&P500が優勢でしたが、20〜30年の超長期では「世界全体への分散」であるオルカンが有利になる可能性もあります。最終的には「自分が長続きできる方」を選ぶのが最良の判断です。
🏦 4証券会社でのオルカン購入比較
| 証券会社 | クレカ積立 | ポイント還元 | おすすめポイント |
|---|---|---|---|
| SBI証券 | 最大5%還元 | Vポイント他 | 三井住友プラチナで5%・最大の還元率 |
| 楽天証券 | 最大2%還元 | 楽天ポイント | 楽天経済圏ユーザーに最適 |
| マネックス証券 | 1.1%還元 | マネックスP | dポイントも貯まる |
| 松井証券 | 1.0%還元 | 松井証券P | 投信毎月現金還元も選択可 |
📝 新NISAでの買い方ステップガイド
- 証券口座を開設する
4社のうちお好みの証券会社で口座開設。マイナンバーカードがあれば最短翌日に口座開設完了。 - NISA口座を申請する
証券口座申込み時に同時申請可能。税務署の確認に約1〜2週間かかります。 - クレジットカードを登録(推奨)
各証券会社の指定クレカを登録して、積立でポイントを獲得。年間最大6万ポイント(SBI×プラチナプリファード・月10万円積立の場合)。 - 「eMAXIS Slim 全世界株式」を検索
ファンド検索で「オルカン」または「全世界株式」と入力。「オール・カントリー」と表示されるファンドが対象。 - 積立設定をする
「つみたて投資枠」を選択し、毎月の積立金額を設定。最低100円から始められます。 - 定期的に確認するだけ
積立設定後は基本ほったらかしでOK。年1回程度、非課税枠の残高と資産状況を確認しましょう。
⚖️ オルカンのリバランスは不要?
オルカンの大きなメリットのひとつが「リバランス不要」である点です。
ファンド内部で自動リバランス:MSCIインデックスは定期的に構成銘柄と比率を見直します。つまりオルカンを保有しているだけで、世界の時価総額の変化に合わせて自動的に最適な比率に調整されます。投資家が個別にリバランスを行う必要はありません。
📋 米国比率の変化(参考)
| 年 | 米国比率 | 主な変化 |
|---|---|---|
| 2018年 | 約54% | 設定当初 |
| 2020年 | 約58% | GAFA系の台頭 |
| 2022年 | 約60% | 米国株高騰継続 |
| 2024年 | 約63% | AIブームで米国比率上昇 |
| 2026年 | 約62% | 現在 |
⚠️ オルカンのリスク・デメリット
| リスク | 内容 | 対策 |
|---|---|---|
| 実態は米国依存 | 62%が米国株のため分散効果が限定的 | リスク許容度に応じて理解した上で保有 |
| 為替リスク | 円高になると円換算での資産が目減り | 長期で保有し為替変動を平滑化 |
| 新興国リスク | 中国・インドなどの政治リスクも含む | 全体の比率が低いため許容範囲内 |
| 相対的な低リターン | 過去10年はS&P500に劣後 | 将来は逆転の可能性も。超長期視点で保有 |
投資信託は元本保証ではありません。リスクを十分に理解した上で、ご自身の判断で投資してください。
❓ よくある質問(FAQ)
Q. オルカンとS&P500、どちらを買えばいいですか?
A. 「迷ったらオルカン」が定説です。米国一極集中リスクを気にしないならS&P500、世界全体に分散したい・あまり考えたくない方はオルカンを選ぶとよいでしょう。どちらも優れたファンドで、長期保有であれば大きな差は生まれにくいです。
Q. オルカン1本に全額投資していいですか?
A. 長期・分散・コスト削減の観点から見て、オルカン1本への集中投資は非常に合理的な選択です。「これ1本で完結」は本来の意図通りの使い方です。ただし、生活防衛資金は別に確保した上で、余裕資金のみで投資してください。
Q. オルカンは分配金が出ますか?
A. eMAXIS Slim 全世界株式は「無分配型」です。配当はファンド内で自動的に再投資されます。これにより複利効果が最大化されるため、長期投資に最適です。配当を受け取りたい場合は別のファンドを選択してください。
Q. 新NISAの生涯非課税枠1,800万円はオルカンだけで使い切っていいですか?
A. 制度上は問題ありません。オルカン1本で非課税枠を使い切ることは合理的な選択肢です。ただし成長投資枠(年240万円)も活用できるため、個別株・REITなどと組み合わせる選択肢も考えられます。
Q. オルカンの純資産が急増しているのはなぜですか?
A. 2024年1月の新NISA開始以降、つみたて投資枠の対象ファンドとして多くの投資家に選ばれたことで純資産が急拡大しました。2023年末の約1兆円から2026年3月時点では約4.8兆円と約5倍に成長。信託報酬の大幅値下げ(2023年)も人気の理由のひとつです。
✅ まとめ|オルカンは「1本完結」の最強ファンド
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 信託報酬 | 0.05775%(S&P500より低コスト) |
| 分散効果 | 47か国・約3,000銘柄に自動分散 |
| リバランス | 不要(ファンド内で自動調整) |
| 純資産 | 約4.8兆円・急成長中 |
| 使い方 | これ1本でNISA非課税枠をすべて活用可能 |
結論:「投資は難しそう」「何を選べばいいかわからない」という方は、迷わずオルカンを毎月コツコツ積立するのが最良の出発点です。
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